代表取締役CFO
千原 伴子
２人のお子さんを育てながら、経理の実務責任を担う千原さん。スタッフさんと接する中で心掛けていることや、ご自身の業務内容、オフィス整理のメリットなどを教えていただきました。
インタビュー
――千原さん今日はよろしくお願いします！
御社はスタッフさん同士の関係性がとても良好で、なんでも話せるような雰囲気を感じます。この空気感を作る上で、心掛けていることなどあれば教えてください。
「ここでは自分の本音やありのままを話しても大丈夫」と感じてもらえるような関わり方を代表の鷲谷同様心掛けています。その結果心理的安全性が保たれて、良好な雰囲気が作り出せているなら嬉しく思います。例えば、上司の雰囲気や態度で不機嫌が伝わってくると、嫌な空気になったり「これは言わないでおこう」と考えたりすることもありますよね。鷲谷とは５年近く一緒に働いていますが、不機嫌な感情を態度に出しているところは一度も見たことがありません。見習いたいところです。
※心理的安全性は、自分の本音やありのままの考えをさらけ出しても、受け入れてもらえると安心できる状態のこと。
また、オフィスにいる時間はスタッフから相談を受けることを想定しているので、基本的にいつ話しかけてもらっても大丈夫です。そういった雰囲気作りが功を奏したのか、ミスがあったときにすぐ報告してくれるので、非常に助かっています。
――他に良い雰囲気作りをする上で心掛けていることはありますか？
２ヶ月に一度の全体会議以外は、ほとんど定例の会議は行いません。限られた時間の中で働いているので、会議に長い時間取られてしまうのはストレスになりますよね。会議が少ない代わりに、オフィスでフラットに相談できる環境を整えています。
雰囲気作りについては一定の評価を頂いていますが、これからスタッフが増えることも想定して、フォローアップの体制をもっと整えていきたいと思っています。
――スタッフさん同士の関係性はどうですか？
働く時間や業務量が増えると、責任も伴い負荷がかかるので、ストレスがかかる場面もあるだろうと思います。ただ、私たちが入らなくてもスタッフ同士で状況をシェアすることで、大変さも少し緩和されているようです。業務のワークシェアリングはもちろん大切ですが、心的負担のシェアもすごく大切だと思います。これは女性ならではかもしれませんが「今大変なんだよね～」と共感しあえる関係性が良いですよね。
――ありがとうございます。ここからは千原さんの業務についても教えてください。
自社の経営における様々な計画策定、会議運営、各種申請書類の作成や報告書類作成、経理全般などの内部管理的なお仕事や、新しく仕事を受ける場合の訪問や見積書、契約書の作成 などの対外的な業務もあります。基本的に手を動かす仕事がかなり多いです。また必要に応じてお客様の経理代行業務やオフィス整理もスタッフさんと一緒に行います。実務的な仕事が多いですね。――取締役である千原さんも、実際に経理部門のプレイヤーとして動いていらっしゃるのですね。そうですね。もちろん会計入力なども行いますし、新規のお客様を受けるときは、なるべく私が一通りこなしてからスタッフにお願いするようにしています。効率が良い方法を考えて組み立て直す必要があるので、もちろん大変な面はありますが、スタッフの負担を軽減するためにも、ある程度は把握した上でお願いするようにしています。
――千原さんがケイリーパートナーズの立ち上げに携わったきっかけは何だったのですか？
経理の仕事は毎月定期的に行う必要があり、かつ繁忙期や閑散期の波が小さいので、子育て中のお母さんにも出来る仕事だと考えていました。また、経理は会社ごとに方法が異なり、属人化することも多いため、退職や世代交代による負担が大きい業務でもあるのです。そこで経理業務のノウハウややり方をお客様からお預かりして、マニュアルの作成や改善点の提案等を行うことで効率化を促進できるようなビジネスを描いていました。上記のビジネスモデルと子育て中のお母さんの働く場をうまく組み合わせられないかと考えていたときに、創業直前だった鷲谷と出会い、強く共感したという流れです。もともとは経理のアウトソーシングを考えていましたが、絞る必要もないと考えて、現在はバックオフィス全体をお受けしています。
――御社ではオフィスの整理整頓のご支援もしていますよね。千原さんは企業内整理収納マネジャーの資格もお持ちだとお伺いしました。
オフィス整理の依頼が来ると、私も現地でご支援しますよ。実は整理整頓と会計入力は深い関係があると思っています。オフィスや書類がキレイな会社は、実は経理周りも整理出来ていることが多いんです。逆もまた然りです。
――会計入力のお仕事と整理整頓は意外に関係性があったのですね。
そうですね。スタッフにも、会計を入力するときはなるべく書類整理してから始めるように言っています。雑然とした状態で始めると、3倍くらい多く時間がかかることもあるからです。お客様にも、まずは書類の整理をしてから始めるようお伝えしていますね。「汚いところは見せたくない」という気持ちも分かりますが、身の回りが整理されると思考も整理されてくるんですよね。
――最後に、ケイリーパートナーズに向いている方はどんな方だと思いますか？
子育て中など少し時間的な制約や他に大事にしたいものがありつつ、「でも働きたい」と考えている方が向いていると思いますね。もちろんこれは入口の話で、仕事をしていく中で割合が増えていく方もいらっしゃると思います。また、うちはチームで仕事をすることも多いので、協力的で互いを想い合う方々が多い印象です。是非そうした方が増えていくと良いなと思います。
――制約がありながらも、ご自身のペースでステップアップしたいという方が向いてそうですね！ありがとうございました。
今回は取締役の千原さんからお話をお伺いしました！心理的安全性が高く保たれることによって良い組織づくりが可能になることは、ケイリーパートナーズさんが証明してくださっていますね♪