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【Small Talk】接点

  • 執筆者の写真: ケイリーパートナーズ
    ケイリーパートナーズ
  • 1月27日
  • 読了時間: 3分

成人式に合わせて、長男が帰省した。

準備してきたのは、古着屋で見つけたスーツと、奇抜な柄のネクタイ。

どちらも本人らしさ全開だ。


式の前日に高校の同窓会があり、友達の家に宿泊した流れで、そのまま会場に向かうという。

「写真ぐらいは送ってね」と交わした約束どおり、当日、幼馴染4人が並ぶ写真が通知で届く。

幼い頃の面影を残しながら、みんなすっかり大人の顔だ。

4人分の成長を、まとめて受け取れたような気がして、なんだか嬉しかった。


喫煙も飲酒も、もう日常。

風邪をひくたびに吸入で通院した日々を懐かしみながら、日向で煙草を吸う息子を眺める。

体も環境も変わっていく。それもまた、成長というものの自然なかたちなのだと思う。

君は、君のままでいい。


何のスキルもなく始まった一人暮らし。 

親元を離れて過ごすなかで、同級生や先輩、地元で働く友達など、さまざまな選択肢を知り、そろそろ自分の将来について考え始めている。

何を見て、どう捉えるか。そのすべてが自分次第なのだということに、もう気づいているのだろう。


では、私はどうだろうか。 

ケイリーに入社してから、人と出会う機会が圧倒的に増えた。立場や背景の違う人たちの考えや想いに触れ、自分の世界が広がった。

一方、足元の現実は、なかなか地道だ。

パソコン操作は相変わらず苦手で、データ入力も一番遅い。作業中も何度「 ctrl+z」 でやり直したかわからない。オフィスの皆さんには、さながら地域のパソコン教室のように丁寧に教えていただき、ただただ感謝の気持ちしかない。

思い描いた理想的な歩みとは違っても、一つ一つ積み重ねていこうと思う。

私は、私にしかなれないのだ。


長男はその後も一週間ほど滞在し、休暇を満喫していた。

思いがけず二人きりになるタイミングがあり、なんとなくお互いの近況を話すこともあった。

私の知らない息子の生活は、聞けば聞くほど新鮮で、面白い。

おすすめのHip Hopを教えてくれたり、「なんかやる?」と気にかけてくれたり、そんな何気ない優しさが嬉しかった。


接点。


それぞれが、それぞれの場所で経験を重ね、またどこかで交わる。

人との関わりだけではない。

音楽や、言葉。自然の美しさ。

この世界で、ふと交わる尊いもの。

小さな重なりが、少しずつ、人を変えていく。

息子たちも、日々そんな接点に触れながら、変わっていくことを楽しんでほしいと思っている。

自分の感覚が動く瞬間を、見逃さず大事にしてほしい。

気になることがあったら、動いてみればいい。

その経験は確かに自分の中に残る。

見守ることしかできないけれど、いつも応援している。


車のドア越しに、お互いじゃあねと手を振る。

次に帰ってくるのは3月。意外とすぐだ。

また何でもない話をしよう!


気温3℃の比較的暖かな夜

冬の星座が綺麗だった。


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